胃カメラの意義とうまく受けるコツ
皆様こんにちは。院長の高山哲朗です。
今回は「胃カメラ=上部消化管内視鏡」についてです。胃カメラの意義とうまく受けるコツをお伝えします。
胃カメラ=上部消化管内視鏡の意義
食道癌と胃がんをみつける:特に早期でみつけることに意義があります。ご安心ください。
胃カメラと言いますが食道と十二指腸も診ます。特に食道をよく診るのは消化器内視鏡医として当然のことです。
胃カメラが上手な医師とは
挿入が上手:挿入が上手なのは医師にとっては当然であり大前提です。ただ、どうしても気持ち悪さは残ります。
しっかり診断できる:早期がんは胃炎の様に見えたりすることがあります。同じものを見ても未熟な医師にはただ赤いと見え、専門医には早期胃癌と診断されるという違いがあります。
上手な胃カメラの受け方は?
- のどの麻酔:検査中のどの違和感はどうしてもあります。ここをしっかり行うと反射が出にくいです。
- 受けるときの姿勢:「類人猿スタイル」とか「打ち首スタイル」などと言われる比較的楽な姿勢があります。当院では検査の時に詳しくお伝えします。
- 鼻から吸ってため息「はー」:定期的に吐き気がきますが、ため息をつくと少し楽になります。
- よだれは飲まずに垂らす:飲みこむとむせることがあるので出してしまってください。
<!重要!>
どうしても見逃されることもあります。しかし、1年に1回行っておけばなんとかなることが多いです。このため胃の賞味期限は約1年と言われたりもします。定期的に行いましょう。
胃の賞味期限は約1年。定期的に行うことが必要です。鼻から行うことも、細い内視鏡を口から行うことも可能です。
お受けになっていない方、是非一度ご検討ください。
投稿日:2018年1月15日 カテゴリー:お知らせ, 理事長コラム