「医師が健康診断に思っていること」について
皆様こんにちは。院長の高山哲朗です。
今月は「医師が健康診断に思っていること」についてです。健康診断定期的にお受けいただいている方、そうでない方といらっしゃるかと思います。健康診断、是非お受けください。
健康診断を受けてほしい理由
以前の記事にも載せましたが、健康診断の大きな目的は病気を早期に見つけることにあります。今の医学では「早期に見つけることができれば治る可能性が高まる」という時代になりました。
健康診断を受けた後
健康診断は受けた後が大切です。たまに異常値がみつかっても放置されてしまう方もいますが、何かひっかかるものがあった場合には必ず受診をお願い致します。
特に異常がなかった方はまた来年、定期的にみていきましょう。年々変化していきますが、健康な状態を把握しておくということも大切です。
健康診断の結果で異常がみつかったら
「要精密検査」などと結果が出ると少しドキッとするかと思います。
健康診断や検診では「ちょっとおかしいかな?」と思ったくらいでも精密検査に回すという原則があります。これは病気を逃さない為です。精密検査では何もないという可能性も十分にありますが、何かあった場合にそれを見逃してしまうと非常に大変な事もあるので、少しでも疑わしい場合は精密検査に回すということになっています。
生活習慣病についてもいきなり飲み薬などで治療が始まると決まっているわけではありません。生活習慣の改善だけでよくなることもありますし、薬も飲み始めた後でも状態によってやめることもあり得ます。不安な点や疑問点はどんなことでも是非ご相談ください。
おわりに
葛飾区では6月から特定健診が始まります。日頃の体の状態を知る意味でも是非一度受けてみてください。周りにまだ健診を受けていないという方がいらっしゃいましたら、どちらの施設でもいいですので、是非一度検討するようお伝えいただければと思います。